大学院教育

科学的に思考できる臨床医になるために、大学院に進学し臨床研究・基礎的研究に従事することを推奨しています。通常は、神経内科専門医習得後に大学院入学をお勧めしています。しかしながら、研究マインドが旺盛で、若くして研究に従事したい強い希望を持つ研究員においては、医局長・研究グループリーダーと相談の上、専門医習得も視野に入れながら更に若い時期から入学することも可能です。

神経機能メカニズムの解明・神経疾患の病態解明と根本的治療法開発は現実味をおび、神経・筋疾患はますます魅力的な研究対象になってきました。また、分子生物学・再生医療やコンピューター画像医学の発展に伴い、科学的思考力と基礎医学的理解力が臨床の場においても必要になってくることが推測されます。基礎・臨床を対象とした研究者を志すものは言うまでもなく、良質な神経内科医として活躍していくためにも大学院において、しばらくの期間研究に従事し、論理的思考力を培うことを推奨しています。

大学院での研究テーマは、本人の興味を尊重し、グループリーダーを交えて決定します。認知症グループ・パーキンソン病グループ・脳血管障害グループに別れ、基礎的もしくは臨床的研究を行い、4年次終了までに欧文雑誌(査読有)にアクセプトされ、博士審査に合格することを目指します。是非、世界に発信できるオリジナリティーの高い研究を一緒に行いましょう。

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<名古屋市立大大学院医学研究科研究棟>